宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/16 09:04 更新 高速太陽風は後半に入り、速度が下がり始めました。もうしばらく高速状態が続くでしょう。 担当 篠原 高速太陽風は、最高速度の領域を超え、ゆっくりと速度の低下が始まっています。 昨日は、700km/秒近い速度がありましたが、 1日経った現在は、550-600km/秒に下がっています。 まだ、速度としては、十分高速の状態です。 磁場強度は、3nTほどとやや弱まった状態で安定しています。 27日周期の図を見ると、速度の下がり方も前周期の変化とよく似ています。 AE指数によると、磁気圏活動は、図の前半で300nTくらいの小規模変動が見られ、 後半は静穏に変わっています。 太陽風磁場の南向き成分の変化が、より効いているのですが、 速度が下がっていることも、活動を弱める原因となっているでしょう。 太陽風の速度は下がり始めましたが、このまますぐに低速風にはならず、 明日くらいにもう一山やってくる可能性があります。 27日周期の図で、6月20日に見えている速度の盛り上がりです。 この時は、一時的に600km/秒まで回復しています。 今回はどうなるでしょうか。 また、SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、 太陽の中心に細長いコロナホールが見えています。 前周期はほとんど見えていなかったコロナホールで、 この変化による太陽風の変化も今後注目されます。 放射線帯高エネルギー電子は、増加は止まり、 警戒レベルに達したところで安定しています。 衛星の運用などでは注意が必要です。 高エネルギー電子は、明日の太陽風の変化で大きく減少する可能性があります。 太陽は無黒点で、とても穏やかです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。16日0時半(世界時15日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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