宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/13 10:14 更新 太陽風の速度は、600km/秒台へ上昇しています。磁気圏も活動的になっています。 担当 篠原 昨日のニュースのすぐ後から、 太陽風磁場の南北成分が、南寄りに傾向が変わりました。 磁場強度が10nTを超える強さにあったため、 南向きの磁場は、-5〜-10nTと強めになりました。 その影響で、磁気圏活動が活発化し、 AE指数で500〜800nTの中規模変動が続いています(AEの図の前半)。 そして、昨夜、12日16時(世界時12日7時)から、速度が再び上昇を始め、 12日20時(世界時12日11時)には650km/秒近くまで上がりました。 現在はやや下がって、600km/秒くらいになっています。 ただし、速度が上がるとともに、磁場強度は急速に弱まり、 5nTレベルに落ち着いています。 南北成分も0nT付近に停滞し、磁気圏の活動は弱まっています。 速度が高いので、AE指数では200〜400nTの小規模活動は起こっていますが、 AE指数の後半は、前半と比べると穏やかな印象になっています。 SOHO EIT195を見ると、コロナホールの最も濃い部分は、 これから地球への影響開始位置に達します。 従って、速度はもう一段上昇する可能性があります。 27日周期の図を見ても、前周期の最高速度は6月17日に発生しており、 これは、今周期では、明日、7月14日に相当します。 太陽風の変化に対し、引き続き注意が必要でしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、 太陽風の速度の上昇によって、多少増加していますが、 まだ、たいしたレベルではありません。 今後、更に増加する可能性があるので、注意が必要です。 太陽は黒点はなく、非常に静穏です。 無黒点の状態は、20日にわたって続いています。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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