宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/12 11:06 更新 太陽風に変化が始まりました。これから、更に速度が上昇するでしょう。 担当 篠原 太陽風の乱れが始まりました。 しかし、その変化はゆっくりです。 太陽風の速度は、昨日のニュース以降、じわじわと上昇を始め、 350km/秒から、現在は480km/秒に上がっています。 また、磁場強度も、5nTから15nT近くまで上がっています。 27日周期の図を見て下さい。 前周期(6月14日)は、比較的短時間に磁場、速度の乱れが始まりましたが、 今回(7月11日)は、ゆっくりと立ち上がっています。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、コロナホールがゆっくりと西へ移動し、 最も濃く広い部分が、地球への影響開始位置に近づいています。 高速太陽風の本番は、これからです。 今日、明日に、一層の速度上昇が見られると予想されます。 太陽風の乱れが始まりましたが、現在の磁気圏は静穏です。 これは、速度がまだあまり上がっていないこともありますが、 磁場が北向き傾向になっているためです。 ACEの図の赤線は、ずっとプラス側(北向き)に偏っています。 しかし、磁場の向きは比較的簡単に切り替わります。 現在、磁場強度が10nTを超えて強まっているので、 今後、南寄りに傾向が変わって磁気圏を活動的にする可能性があります。 速度の上昇とともに、磁場の様子にも注意が必要です。 高速太陽風は、1週間程度続くでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、現在はかなり低いレベルです。 しかし、高速風の中盤頃から、大きく上昇する可能性があります。 今後の変化に注目してください。 太陽は非常に穏やかです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。12日10時(世界時12日1時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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