宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/10 08:50 更新 低速で穏やかな太陽風が続いています。明日以降、高速風が始まりそうです。 担当 篠原 今日も宇宙天気はとても穏やかです。 太陽風は、速度320km/秒と低速状態で安定しています。 27日周期の図の緑色の線を見てください。 図の初め(7月4日)からずっと、下の端をはう様に低速に留まっています。 穏やかな太陽風が続いています。 太陽風の磁場強度も、3nTと弱まった状態です。 磁気圏活動もとても静穏です。 シベリア磁場データを見ると、3日間全く変化がなく、 グラフは、同じゆるやかな曲線が、3回繰り返されているだけです。 この静かな状態は、今日から明日くらいまで続きそうです。 SOHO EIT195では、コロナホールが太陽のまん中に大きく広がって見えています。 27日前の写真(右)と比較してください。 コロナホールの位置はほとんど変化がありません。 6月12日の写真には、明るい活動的な領域がひとつ見えますが、 現在は明るい部分は消えて、その分、コロナホールが広がって見えます。 これからやって来る高速の太陽風は、前周期と類似した展開になるでしょう。 27日周期の図で回帰を予想すると、明日の夜くらいから変化が始まりそうです。 初めに太陽風の磁場強度が大きくなり、遅れて速度の上昇が始まります。 磁場が強まって、大きく南を向くと、磁気圏活動が活発化するでしょう。 北極は白夜のため、まだライブカメラでオーロラの姿を見ることはできませんが、 AE指数やシベリア磁場データ、 あるいは、こちらの現在のオーロラオーバルの図などを使って、 磁気圏の動きを測ってください。 太陽は黒点はなく、とても静穏です。 X線のグラフも最低レベルを推移しています。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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