宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/ 1 09:05 更新 400km/秒台後半のやや速い太陽風が続いています。今後、低速風へ変わって行くでしょう。 担当 篠原 やや高速の太陽風が、安定して続いています。 速度は、480km/秒から、ゆっくりと460km/秒に下がりつつあります。 磁場強度は2-4nTと、こちらはやや弱めです。 27日周期の図を見ると、高速風の山が通り過ぎた後、 29日、30日と2日間にわたって、500km/秒弱の速度が安定して続いています。 前周期は、6月2日くらいから速度が下がり始め、低速風へと移行しました。 今周期も、今日以降同様の経過をたどると思われます。 磁気圏活動は、AE指数で200-300nTの小さな活動が見られる程度です。 速度が400km/秒台後半であること、磁場強度も弱めになっているため、 この程度の活動になっているのでしょう。 それでも、発生が続いているのは、太陽風の磁場が南寄りの傾向になっているためです。 今後、太陽風の速度が下がるとともに、磁気圏はより静穏になるでしょう。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見ると、 コロナホールが、太陽の中心から北極に向かって伸びています。 昨日はとても淡く見えたのですが、 太陽の中心に来たため、今日はだいぶ見やすくなっています。 この様子だと、3日後の7月4日くらいから、太陽風に影響が見られそうです。 前周期は、500km/秒の風が2日続くという変化でした(6月7-8日)。 今回も、同程度ではないかと思います。 太陽は、今日も無黒点です。 新しい領域が上がって来る様子もなく、穏やかな状態が続きます。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。1日8時半(世界時30日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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