宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 6/30 11:44 更新 太陽風はやや高めの速度で安定しています(470km/秒)。明日以降、通常の速度へ戻るでしょう。 担当 篠原 太陽風の速度は、470km/秒前後で安定しています。 やや高速という速度です。 一昨日から昨日にかけて、太陽風の速度は600km/秒から500km/秒へと下がりましたが、 500km/秒を割ったところで低下が止まり、安定した状態になっています。 磁場強度は5nTで、こちらも安定しています。 磁気圏活動は、太陽風の南向き磁場がやや強まった今日未明に、 AE指数で600nTの中規模活動が発生しています(図の後半)。 この様子だと、太陽風は、今日いっぱいはやや高めの速度が続きそうです。 27日周期の図の、前周期と似た変化をするのではないでしょうか。 すると、明日くらいに通常の速度に戻り、その後、低速風へ移りそうです。 また、27日周期の図では、6月7日頃から小規模の高速風が来ています。 これは、太陽に弱いコロナホールがあったためです。 SOHO EIT195の右の写真を見てください。 27日前の太陽コロナです。 太陽の中心のやや北寄りに、淡いコロナホールの影が見えています。 EIT195の左の写真は、現在の太陽コロナです。 この写真によると、コロナホールは更に淡くなり、見にくくなっています。 すると、太陽風への影響も弱まっている可能性があります。 今周期は、高速風は一段と小さくなっているかもしれません。 放射線帯高エネルギー電子は、目立った変化をしていません。 太陽は無黒点です。 X線のグラフも全く変化がありません。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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