宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 6/28 10:06 更新 600km/秒の高速太陽風が続いています。オーロラ活動も活発です。 担当 篠原 最近の太陽は、黒点もあまり出現せず、 現れても赤道近くの、23活動周期(前の周期)の性質を持ったものが続いています。 今日の1枚目の写真は、SOHO衛星による太陽の磁場分布です。 北半球の中緯度付近に、とても小さいですが、磁場が強まった領域が2カ所ほど現れています。 2枚目の写真は、SOHO EIT195の太陽コロナです。 こちらの写真では、小さく光っている部分にあたります。 磁場の写真に戻ると、2つの領域は、[白 黒]の順番に並んでいます。 磁石の極性としては[N S]の順番です。 これは、次にやって来る24活動周期の性質です(参考記事)。 黒点にはなっていませんが、新しい太陽がちらっと姿を現した様です。 7月に入った頃に、2008年前半までの太陽活動の様子をまとめてみようと思います。 しばらくお待ちください。 高速の太陽風が続いています。 速度は、600km/秒を前後していて、しっかりと高速状態が続いています。 一方、磁場強度は、4nTを切りそうな雰囲気です。 高速風は後半へ移りつつある様です。 磁気圏の活動は、規模が小さくなったものの、 AE指数で500nTの変化が続いています。 変化は連続していて、頻度は高く、 アラスカの空が暗ければ、オーロラがきれいに見えていたでしょう。 高速風は、今日いっぱいくらいで600km/秒を割り、次第に終盤に向かうと思われます。 前周期の変化を参考にすると、高速風はあと3日程度ではないでしょうか。 放射線帯高エネルギー電子は、1000くらいに上昇していますが、 増え方に勢いはなく、今回は警戒レベルに達することはなさそうです。 太陽は今日も無黒点です。 SOHO MDIによる、太陽面の磁場の様子。北半球に磁場の強い部分が2か所見えています。28日2時半(世界時27日17時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) OHO EIT195による、太陽コロナの様子。28日2時半(世界時27日17時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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