宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 6/27 09:04 更新 600km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏活動も活発化しています。金星がLASCO C3から去りつつあります。 担当 篠原 SOHO LASCO C3の視野を横切っていた金星が、次第に東の端に近づいて来ました。 5月12日に、視野に見えて来たことをお伝えして以来、1ヶ月半をかけてここまで移動しました。 もうしばらくすると、左へ外れて行きます。 最後の姿をお楽しみください。 太陽風の速度は、600〜650km/秒へ上昇しています。 前周期と同程度の高速風になりました。 磁場強度は、ゆっくりと弱まる傾向が見えますが、まだ5nTを保っています。 高速風領域としては、勢いの盛んな中盤を迎えていると思われます。 ACEの図の磁場データは、縦軸が±15nTの幅になっているため、 変化が小さく見えてしまっています。 そのため、南北成分(赤線)は小さく振れている様に感じますが、 図の前半では、-5nT程度の十分な強さの南向きが頻繁に発生しています。 このため、磁気圏活動は活発化して、 AE指数で500nTから1000nTを超えるの中規模のオーロラ活動が、連続的に発生しています。 図の後半は、磁場の南北成分がどちらかというと北寄りに変わり、 磁気圏はやや穏やかになっています。 高速風は、今日明日と現状程度の高い速度を保つと思われます。 磁気圏も引き続き活動的な状態が続くでしょう。 ただし、磁場強度は次第に下がってくるので、活動の規模は次第に弱まって行きます。 SOHO EIT195を見てください。 コロナホールはかなり淡いのですが、分布の全体が西半球(右半分)に移動しています。 3日くらいすると、コロナホールの影響は弱まって来るでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、現在はほとんど上昇していません。 高速風は続いているので、もうしばらく注視する必要があるでしょう。 太陽は無黒点で、とても穏やかです。 SOHO LASCO C3の視野を、金星が通過中です。だいぶ東側に移動しています。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。27日9時(世界時27日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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