宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 6/25 09:16 更新 太陽風の磁場、密度が上昇し、高速風が近づいています。これから、磁気圏活動も活発化しそうです。 担当 篠原 ACE衛星が、太陽風の変化をとらえています。 今朝、25日4時(世界時14日19時)頃より、 太陽風の磁場強度とプラズマ密度が上昇を始めました。 5時間後の現在、磁場強度は3nTから10nTへ、 密度は1個/cm^3から10個/cm^3へそれぞれ増加しています。 高速太陽風の領域が近づいていることを示しています。 太陽風の速度は、今朝、320km/秒まで下がり、そこから360km/秒まで上がっています。 グラフでは、縦軸の関係で大きく増加しているように見えますが、 変化幅はまだとても小さく、速度としても低速風です。 これから引き続いて速度が上昇し、高速風が始まるでしょう。 27日周期の図を見ると、速度変化の始まりは1日ほど遅くなりました。 前周期も、本格的に速度が上がったのは5月30日からです。 これは、今周期では明日、6月26日に相当します。 SOHO EIT195を見ると、太陽の中心付近に見えているコロナホールは、 もう少しで地球への影響開始位置に届きそうです。 今日のところは500km/秒くらいまで上がり、 その後、もう一段速度が上がるという変化をするかもしれません。 ここまでの磁気圏活動は、速度が遅いこともありとても静穏です。 現在、磁場強度が強まっており、南向き磁場が-5nTを超えて強まっています。 このため、今後は中小規模の磁気圏活動が発生すると思われます。 速度が500km/秒を超える様になると、影響も一段大きくなって来ます。 高速太陽風は5〜6日くらいの規模で続く可能性があります。 放射線帯の高エネルギー電子は、太陽風の変化を受けて、一段大きく下げています。 今後、高速風がやって来て、増加を始めることになるでしょう。 変化に注意して下さい。 太陽は無黒点で、とても静穏です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。25日9時(世界時25日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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