宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 6/18 09:25 更新 高速太陽風は後半に入り、速度は750km/秒から650km/秒へゆっくりと下がっています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度は750km/秒まで上がりました。 17日12時(世界時17日3時)のことです。 そして、ここが速度のピークだったようです。 その後は速度がゆっくりと下がり、現在は650km/秒に下がっています。 しかし、速度としては依然かなり高速です。 速度がピークを迎えるとともに、磁場強度も3nTへ弱まりつつあります。 このことから、高速太陽風領域は後半へ入ったようです。 磁気圏活動は、規模が小さくなって来ています。 AEの図では、最初に700nTの中規模変化があり、 その後は、500nT、300nTと変動は続くものの、大きさは弱まっています。 速度が下がりつつあることと、 磁場強度が弱まり、南向きの振れ幅が小さくなっていること などが影響しているのでしょう。 SOHO EIT195の太陽コロナを見ると、コロナホールはだいぶ西に移動しています。 明日には、最後尾が地球への影響開始位置に達するでしょう。 こちらから見ても、高速風は後半に入っていることが想像できます。 今後も速度はゆっくりと下がり、 2〜3日程度で高速風領域を抜け出すのではないかと思われます。 放射線帯の高エネルギー電子は、 青線のGOES11が、警戒レベルである10,000の線に達しました。 衛星の運用では注意が必要でしょう。 明日には赤線のGOES12も警戒レベルに達する可能性があります。 引き続き増加に注意してください。 太陽では、東側(左側)に999黒点群が小さく見えています。 フレア活動などはなく、太陽は穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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