宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/14 --- ---
6/13 --- ---
6/12 --- ---

黒点  6/14 (NOAA)
磁場 フレア
0998 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:08 322 +0.1
-2 h 311 +1.8
-4 h 308 -0.2
-6 h 312 +1.5
-8 h 298 +0.3
-10 h 298 -0.5
-12 h 291 +0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -8 14/ 12
-2 h -8 23/ 3
-4 h -8 21/ 5
-6 h -9 18/ 4
-8 h -9 21/ 3
-10 h -9 20/ 4
-12 h -9 21/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
6/14 0.6 3x10^2
6/13 0.6 4x10^2
6/12 0.5 5x10^2
6/11 0.7 7x10^2
6/10 0.5 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 6/ 9 12:35 太陽風の速度はゆっくりと下がり、通常の状態に落ち着いています。磁気圏も静穏です。
2008/ 6/10 09:43 速度400km/秒の、平均的な太陽風になっています。しばらく穏やかな状態が続きます。
2008/ 6/11 10:06 太陽風の速度は370km/秒に下がり、磁気圏もとても穏やかです。
2008/ 6/12 10:06 太陽風は低速風になっています(320km/秒)。金星が太陽の東側に姿を現しました。
2008/ 6/13 10:23 太陽風の速度は300km/秒で安定し、低速状態が続いています。磁気圏もとても穏やかです。
最新のニュース

2008/ 6/14 11:14 更新
太陽風速度は低速で、磁気圏も穏やかです。これから高速風がやって来るでしょう。

担当 篠原

太陽風は、300-320km/秒と低速の状態が続いています。
磁場強度も2nTと弱まっていますが、最新のところで、4nTへ少し強まっています。

SOHO EIT195では、コロナホールが太陽の中心を大きく東西に横切っています。
その先頭(右端)は、地球への影響が及び始める目安の位置に達しています。
そろそろ、太陽風に変化が始まってもよいタイミングです。

磁場強度の上昇は、太陽風の乱れの始まりを告げているのかもしれません。
まだ変化幅が小さいことや、密度(橙色線)に変化がないことなど、
はっきりとはしていませんが、この後のACEのデータに注目してください。
更に磁場強度が上がり、密度が増えてくる様だと、高速風の始まりです。


現在の磁気圏は、とても静穏です。
AE指数は全く変化がありません。
シベリアの磁場データも、3日間ほとんど一本の線になっています。


太陽では、998黒点群は消えてしまった様です。
STEREOで少し先回りをすると、
2-3日後くらいに次の活動的な領域が上がって来そうです。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

6/14 00:03 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。