宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 6/17 08:03 更新 太陽風の速度は650-700km/秒に上昇しています。小さな黒点群が現れました。 担当 篠原 太陽風の速度はもう一段上昇し、650〜700km/秒に上がっています。 27日周期の図で、前周期の変化と比較して下さい。 前周期は、ちょうど今頃から速度が上がり始め、最高速度は600km/秒でしたが、 今周期は、到来が2日早まり、最高速度も700km/秒に強まっています。 コロナホールが強まって、太陽風の吹き出しも強まったのでしょう。 太陽風の磁場強度は、5nTを保っています。 南北成分は、細かく南北に振れる様に変化しています。 このため、磁気圏では500〜700nTの中規模のオーロラ活動が続いています。 太陽風の磁場強度がまだ弱まっていないので、 高速風はもうしばらくこの勢いが続きそうです。 SOHO EIT195を見ると、コロナホールの分かれ目になっているあたりが、 ちょうど地球への影響位置に来ています。 ここから吹き出ていた強い風が、今、地球へ来ているのでしょう。 今後、磁場強度が弱まり始めると、高速風は次第に弱まって行きます。 コロナホールの様子では、まだ3日くらいは高速状態が続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、更に上昇し、もうすぐ10,000に達しそうです。 高速風は続いていますので、明日には警戒ラインを超えそうです。 衛星の運用などでは注意が必要になるでしょう。 太陽では、東(左)の端に小さく、999黒点群が出現しました。 フレア活動はなく、太陽は穏やかです。 今日から、釜山へ出張に行きます。 金曜日まで更新が不定期になります。 ご了解ください。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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