宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2008/ 6/ 9 12:35 更新 太陽風の速度はゆっくりと下がり、通常の状態に落ち着いています。磁気圏も静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、ゆっくりと低下に向かっています。 昨日の500km/秒から、現在は、通常レベルの430km/秒まで下がっています。 速度はこの後もゆっくりと下がり、低速の太陽風に向かうと思われます。 太陽風の磁場強度も、3nTに弱まっています。 南北成分は、-1nTくらいの弱い南向きがたびたび見られています。 このためでしょう、AE指数も、100-200nTくらいの小さな変化がいくつも見られています。 それでも、基本的には磁気圏も静穏です。 SOHO EIT195では、太陽のコロナは全体的にぼんやりとしていて、 コロナホールなどの目立った構造は見られません。 太陽の東端(左端)から、明るい領域が上がって来ています。 STEREOで先回りをすると、この回りにコロナホールが広がっています。 これは、前周期にも見られたコロナホールで、 これがやがて太陽の中心に達し、次の太陽風の乱れをもたらすと予想されます。 それは、6月16日以降になりそうです。 もう2-3日すると、コロナホールもはっきりと見えて来るでしょう。 太陽はフレア活動はなく、とても静かです。 東側から上がって来る活動領域に黒点があるかどうか、明日以降の写真で見えて来るでしょう。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|