宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:35)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 9 --- ---
6/ 8 --- ---
6/ 7 --- ---

黒点  6/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:29 433 -1.1
-2 h 453 -1.1
-4 h 451 +0.5
-6 h 454 -0.3
-8 h 463 -0.7
-10 h 464 +0.0
-12 h 478 -1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:22 -18 -/ 9
-2 h -16 22/ 3
-4 h -18 20/ 3
-6 h -18 18/ 5
-8 h -18 13/ 12
-10 h -20 17/ 9
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
6/ 9 0.5 2x10^2
6/ 8 0.5 2x10^2
6/ 7 0.8 3x10^2
6/ 6 0.8 7x10^2
6/ 5 0.5 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 6/ 4 12:06 太陽風の速度は、470km/秒へゆっくりと下がっています。磁気圏はとても静かです。
2008/ 6/ 5 10:33 太陽風は、400km/秒と通常の速度に下がりました。磁気圏もとても穏やかです。
2008/ 6/ 6 10:14 太陽風の速度はやや低速になっています(370km/秒)。小さな黒点群が出現しています。
2008/ 6/ 7 10:37 一時的に太陽風の速度が470km/秒に上がりました。コロナホールの影響が来た様です。
2008/ 6/ 8 09:05 太陽風速度が500km/秒まで上昇し、速度の高まった太陽風が続いています。
最新のニュース

2008/ 6/ 9 12:35 更新
太陽風の速度はゆっくりと下がり、通常の状態に落ち着いています。磁気圏も静穏です。

担当 篠原

太陽風の速度は、ゆっくりと低下に向かっています。
昨日の500km/秒から、現在は、通常レベルの430km/秒まで下がっています。
速度はこの後もゆっくりと下がり、低速の太陽風に向かうと思われます。

太陽風の磁場強度も、3nTに弱まっています。
南北成分は、-1nTくらいの弱い南向きがたびたび見られています。
このためでしょう、AE指数も、100-200nTくらいの小さな変化がいくつも見られています。
それでも、基本的には磁気圏も静穏です。


SOHO EIT195では、太陽のコロナは全体的にぼんやりとしていて、
コロナホールなどの目立った構造は見られません。

太陽の東端(左端)から、明るい領域が上がって来ています。
STEREOで先回りをすると、この回りにコロナホールが広がっています。
これは、前周期にも見られたコロナホールで、
これがやがて太陽の中心に達し、次の太陽風の乱れをもたらすと予想されます。
それは、6月16日以降になりそうです。
もう2-3日すると、コロナホールもはっきりと見えて来るでしょう。


太陽はフレア活動はなく、とても静かです。
東側から上がって来る活動領域に黒点があるかどうか、明日以降の写真で見えて来るでしょう。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

6/ 9 02:48 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。