宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 6/ 8 09:05 更新 太陽風速度が500km/秒まで上昇し、速度の高まった太陽風が続いています。 担当 篠原 一旦、400km/秒近くに下がった太陽風の速度は、 昨日の昼頃から再び上昇に転じて、 今日未明、8日1時(世界時7日16時)に500km/秒まで上がりました。 そのまま現在も480km/秒とやや高速の状態を保っています。 速度が上がる頃は、磁場強度も10nT近くまで強まりました。 そして、速度が高まったところで、こちらは一足先に弱まり、 現在は5nTを割りそうな気配です。 このことから、この小規模の高速風領域は、後半に入っていると思われます。 速度が高まるとともに、磁場が南を向く様になりました。 -5nTから-3nTの南向きが頻繁に現れています。 この影響で、磁気圏もやや活動的になり、 AE指数で500nTくらいの小規模の変動が連続的に発生しています。 太陽風の乱れは、これから明日にかけて終息に向かうと思われます。 27日周期の図の、セクターのグラフを見て下さい。 一昨日から現在にかけて、TとAの間をゆっくりと揺れています。 この傾向は、前周期の太陽風にも見られました。 TとAを分ける太陽磁場の境界面が、このあたりに横たわっているようです。 地球が、その境界面の揺らぎをいくつも横切るため、 セクターがTになったり、Aになったりするのです。 これからしばらく、27日周期のセクターのグラフ、 もしくはACEの図の水色の線の変動に注目してみてはいかがでしょうか。 太陽は無黒点で、とても穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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