宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 4 --- ---
6/ 3 --- ---
6/ 2 --- ---

黒点  6/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 474 +1.3
-2 h 477 +1.2
-4 h 480 -1.9
-6 h 484 +1.2
-8 h 477 -2.2
-10 h 463 +0.4
-12 h 472 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -13 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^2
6/ 4 0.5 1x10^3
6/ 3 0.7 7x10^2
6/ 2 0.5 8x10^2
6/ 1 0.5 8x10^2
5/31 0.6 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 5/30 10:18 500km/秒前後の高速風が続いています。続いて、コロナホールの影響がやって来そうです。
2008/ 5/31 10:42 550〜600km/秒の高速太陽風が来ています。磁気圏活動も活発になっています。
2008/ 6/ 1 10:02 600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。
2008/ 6/ 2 10:18 500km/秒台後半の高速太陽風が続いています。太陽をかすめる彗星の姿をどうぞ。
2008/ 6/ 3 10:06 太陽風の速度は500km/秒に下がり、高速風は終わりに近づいています。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2008/ 6/ 4 12:06 更新
太陽風の速度は、470km/秒へゆっくりと下がっています。磁気圏はとても静かです。

担当 篠原

太陽風の速度は、470km/秒まで下がったところで落ち着いています。
高速太陽風は終わりつつあると思われます。
前周期の変化から考えると、今日いっぱい高めの速度が残り、
明日くらいに、通常レベルの400km/秒へ下がると思われます。

磁気圏はとても静穏です。
AE指数、シベリア磁場データともにほとんど変化していません。
太陽風が穏やかになって来たので、このあとも静かな磁気圏が続くでしょう。


今後の変化ですが、前周期はこの後、低速の太陽風が2週間近く続きました。
今回も概ねその傾向にありそうですが、
SOHO EIT195の太陽コロナホール写真では、
太陽の北半球寄りにやや淡めのコロナホールが見えています。
小規模の乱れにとどまると思いますが、
ここからの影響が2-3日後にやって来るかもしれません。


太陽は無黒点で、とても静穏です。
STEREOの写真を見ても、しばらく黒点がやって来る気配はありません。


今朝、きぼう船内実験室の取り付けに成功したそうです。
素晴らしいですね!



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

6/ 4 02:24 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。