宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 6 --- ---
6/ 5 --- ---
6/ 4 --- ---

黒点  6/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:08 366 +1.9
-2 h 369 +0.9
-4 h 376 +1.4
-6 h 373 +0.5
-8 h 385 +1.0
-10 h 390 +0.3
-12 h 391 -0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -12 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^2
6/ 6 0.8 7x10^2
6/ 5 0.5 8x10^2
6/ 4 0.7 1x10^3
6/ 3 0.7 7x10^2
6/ 2 0.5 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 6/ 1 10:02 600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。
2008/ 6/ 2 10:18 500km/秒台後半の高速太陽風が続いています。太陽をかすめる彗星の姿をどうぞ。
2008/ 6/ 3 10:06 太陽風の速度は500km/秒に下がり、高速風は終わりに近づいています。磁気圏は穏やかです。
2008/ 6/ 4 12:06 太陽風の速度は、470km/秒へゆっくりと下がっています。磁気圏はとても静かです。
2008/ 6/ 5 10:33 太陽風は、400km/秒と通常の速度に下がりました。磁気圏もとても穏やかです。
最新のニュース

2008/ 6/ 6 10:14 更新
太陽風の速度はやや低速になっています(370km/秒)。小さな黒点群が出現しています。

担当 篠原

太陽に小さな黒点群が出現しました。
太陽の中心からやや南西(右下)に下がったあたりです。

掲載の写真では、2つに分かれた黒点が見えています。
赤道に近く、前の周期、23活動周期の性質を持った黒点群です。
2枚めの写真で磁場の分布を見てください。
[ 白(N) 黒(S) ]と並んでいて、これは23期の南半球の黒点群の極性です。

フレア活動は見られず、太陽は静穏です。


太陽風の速度は、400km/秒から370km/秒に下がり、低速風に変わりつつあります。
磁場強度も3nTに弱まったままで、
今のところ、SOHO ET195に見えていたコロナホールの影響は来ていません。

EIT 195では、コロナホールは影響開始の目安の位置に達したところなので、
これから明日にかけて、注目といったところでしょう。

磁気圏はとても静かです。
AE指数は目立った変化はありません。


これから太陽風に変化があるかどうかですが、来たとしても小規模でしょう。
基本的には、6月15日くらいまでは穏やかな状態が続くと思います。



太陽に小さな黒点が出現しています。中心やや右下です。赤道に近く、23期(前の周期)に属する黒点です。
(c) SOHO (ESA & NASA)


黒点群の磁場分布を見て下さい。[ 白 黒 ]と並んでいます。これは、23期の南半球側の極性です。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

6/ 6 00:48 UT


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。