宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2008/ 6/ 7 10:37 更新 一時的に太陽風の速度が470km/秒に上がりました。コロナホールの影響が来た様です。 担当 篠原 昨日のニュースの後くらいから、太陽風の速度がゆっくりと上がり、 1日ほどかかって、今朝、7日8時(世界時7日23時)に470km/秒に達しました。 速度が上昇を始めた頃から、磁場強度も6nTくらいにやや強まっています。 SOHO EIT195で見えていたコロナホールの影響がやってきたのでしょう。 現在、速度の上昇は一段落ついて、430km/秒くらいまで下がっていますが、 磁場強度は強まったままです。 ですので、速度は再び上昇する可能性もあると思います。 太陽風の乱れにともなって、磁気圏もやや活動的になっています。 AE指数では、400nTくらいの小規模の変動が発生しています。 シベリア磁場データでも、小規模の変化がひとつ見えています。 オーロラ活動が発生していた様です。 コロナホールの規模から考えて、太陽風の乱れはこの程度の小規模に留まりそうです。 磁場がまだ弱まっていないので、もうしばらく速度の乱れが続くかもしれません。 それでも、明日くらいで弱まって行くのではないでしょうか。 その後は、15日くらいまで静穏な状態が続きます。 SOHO EIT195でも、太陽の東側(左側)にコロナホールの影は見られません。 太陽は無黒点で、とても静穏です。 昨日お知らせした小さな黒点群は、既に消えています。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|