宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 6/ 2 10:18 更新 500km/秒台後半の高速太陽風が続いています。太陽をかすめる彗星の姿をどうぞ。 担当 篠原 10日ほど過ぎてしまいましたが、5月22-24日にかけて、 SOHO LASCO C2、C3カメラで小さな彗星が太陽に接近する姿が見えました。 動画を作成しましたのでご覧下さい。 彗星は、太陽の南側から接近し、右横を通過するところで姿が見えなくなっています。 C2の動画では、尾だけが淡く太陽の上辺を通り過ぎています。 私は今回知ったのですが、 アメリカでは、こういう彗星を「カミカゼコメット(Kamikaze Comet)」とも呼ぶそうです。 (ちょっと悪趣味な命名だと思いますけど) C2の動画では、彗星が太陽の右下を通過した時、 それをきっかけに、太陽のコロナが右下へ噴き出しているように見えます。 これはどうしてなのだろうかと、SpaceWeather.comが書いています。 太陽をかすめる彗星については、AstroArtsの記事(2000年2月)も参考にどうぞ。 550〜600km/秒の高速太陽風が続いています。 現時点では、速度は再び600km/秒を超えています。 27日周期の図で、少し長い期間を見て下さい。 高速風が始まって5日、特にこの3日間は高い速度が安定して続いています。 一方、太陽風の磁場を見ると、強度はゆっくりと下がり、3nTに弱まっています。 このことから、高速風は後半へと入っている様です。 前周期同様、もう3日くらいで終わるのではないかと思われます。 磁気圏のオーロラ活動は、弱まっています。 AE指数では、400nTの活動が2-3回見られる程度です。 速度は依然高いのですが、太陽風の磁場が、次第に北寄りに変わり、 南をあまり向かなくなっているためのようです。 磁場強度が下がって来たことから、磁気圏活動は今後も弱まったままとなるでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、ほとんど変化がありません。 今回は大きく増加することはないでしょう。 太陽は静穏です。 SOHO LASCO C3カメラで、小さな彗星が観測されました。太陽の南側から突入しています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、宇宙天気ニュース(動画加工) SOHO LASCO C2カメラでは、小さな尾が伸びている姿も見えました。 (c) SOHO (ESA & NASA)、宇宙天気ニュース(動画加工) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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