宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:18)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/30 --- ---
5/29 --- ---
5/28 --- ---

黒点  5/30 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:07 512 -2.6
-2 h 493 -0.0
-4 h 472 +1.2
-6 h 463 +2.5
-8 h 465 -1.8
-10 h 463 +2.4
-12 h 465 -2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -11 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
5/30 0.5 6x10^2
5/29 0.6 3x10^2
5/28 0.4 5x10^3
5/27 0.5 4x10^3
5/26 0.6 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 5/25 09:43 500km/秒前後の高速風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。
2008/ 5/26 14:47 太陽風は通常レベルの速度になり、磁気圏も穏やかです。
2008/ 5/27 19:06 太陽風は低速になり、磁気圏はとても穏やかです。
2008/ 5/28 17:20 太陽風の乱れが始まりました。速度が470km/秒に上がっています。引き続き強まりそうです。
2008/ 5/29 09:17 太陽風は570km/秒の高速風になっています。磁気圏活動も活動的になっています。
最新のニュース

2008/ 5/30 10:18 更新
500km/秒前後の高速風が続いています。続いて、コロナホールの影響がやって来そうです。

担当 篠原

太陽風は、500km/秒前後の高速状態を保っています。
昨夜、一旦460km/秒近くに下がりましたが、
今朝になって再び520km/秒と速度が回復しています。
磁場強度も5nTを超えるレベルを保っていて、
それほど高い速度ではないものの、高速風はこのまま続きそうです。

太陽風磁場の南北成分が適度に南北に揺れていて、
磁気圏活動をひんぱんに起こしています。
AE指数では、500nT弱の小規模活動が数時間おきに起こり続けています。
速度が500km/秒ですから、活動の規模としてはこのくらいでしょう。


SOHO EIT195を見ると、コロナホールが太陽の西側へ移動しています。
そろそろ地球へ高速風がやってくるタイミングです。
27日周期の図の5月3日に見える小幅の変化が、これに相当すると思われます。
今夜か明日に入ったくらいに回帰して来そうです。

SOHO EIT195の写真では、
コロナホールは、太陽を北極から南極へと縦断している様に見えます。


放射線帯高エネルギー電子は、少し増えていますが、目立った変化ではありません。
次の速度の盛り上がり以降に、また注目して下さい。

太陽は無黒点で静穏です。



SOHO EIT195カメラによる、30日10時(世界時30日1時)の太陽の様子。コロナホールが北極と南極を繋いでいる様に見えます。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。