宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:47)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/26 --- ---
5/25 --- ---
5/24 --- ---

黒点  5/26 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:40 423 -0.0
-2 h 427 +0.1
-4 h 418 -0.5
-6 h 446 -0.3
-8 h 450 -0.1
-10 h 437 -0.1
-12 h 452 +1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -15 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
5/26 0.5 6x10^3
5/25 0.5 4x10^3
5/24 0.7 2x10^3
5/23 0.6 2x10^3
5/22 0.8 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 5/21 10:00 太陽風の速度が520km/秒に上昇しています。もうしばらく上がりそうです。
2008/ 5/22 10:14 550〜600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏もやや活動的です。
2008/ 5/23 10:49 太陽風の速度は500km/秒に下がり、高速風は後半に入っています。太陽の中心に次のコロナホールが来ています。
2008/ 5/24 12:42 500km/秒の高速太陽風が続いています。南向き磁場の影響で磁気圏がやや活動的でした。
2008/ 5/25 09:43 500km/秒前後の高速風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。
最新のニュース

2008/ 5/26 14:47 更新
太陽風は通常レベルの速度になり、磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

太陽風は、速度が420km/秒へ下がり、通常の速度に戻りました。
磁場強度も2nTに下がり、とても穏やかです。

速度が下がり、磁気圏は静穏な状態が続いています。
AE指数には、小さな変化がぽつぽつと見える程度です。


これから高速の太陽風がやって来る可能性があると考えています。
SOHO EIT195の太陽写真では、コロナホールは西側半分の位置に達していて、
いつやって来てもおかしくありません。

しかし、現在のACEの太陽風データは、磁場、密度ともに低い状態で、
乱れがすぐに始まる気配はありません。
前周期の太陽風では、4月30日に小さな乱れが来ていますが、
このタイミングだと、明日の夜になり、だいぶ遅めの印象です。
このあとどうなるでしょうか。


太陽は黒点はなく、とても穏やかです。

今日は更新が遅くなりました。
木曜日までは、更新時刻が不安定になります。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

5/26 05:24 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。