宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:43)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/25 --- ---
5/24 --- ---
5/23 --- ---

黒点  5/25 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:34 482 -1.0
-2 h 496 -1.7
-4 h 506 -0.0
-6 h 516 +1.7
-8 h 521 +0.4
-10 h 564 -1.4
-12 h 549 -2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -19 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
5/25 0.4 4x10^3
5/24 0.7 2x10^3
5/23 0.6 2x10^3
5/22 0.8 5x10^2
5/21 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 5/20 10:09 太陽風は400km/秒に上がりましたが、高速風はまだです。小さな磁気圏活動が見られています。
2008/ 5/21 10:00 太陽風の速度が520km/秒に上昇しています。もうしばらく上がりそうです。
2008/ 5/22 10:14 550〜600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏もやや活動的です。
2008/ 5/23 10:49 太陽風の速度は500km/秒に下がり、高速風は後半に入っています。太陽の中心に次のコロナホールが来ています。
2008/ 5/24 12:42 500km/秒の高速太陽風が続いています。南向き磁場の影響で磁気圏がやや活動的でした。
最新のニュース

2008/ 5/25 09:43 更新
500km/秒前後の高速風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風は速度が560km/秒に少し上がり、半日ほどその速度を保ちました。
今日に入った頃から速度は下がり始め、現在は480km/秒になっています。

27日周期の図で、少し長い時間幅で太陽風速度の変化を見てください。
5月21日以降、4日間にわたって高速風の山が続いています。
最高速度は600km/秒に届いた程度で、それほど高くはなく、
あまり強い高速風ではありませんでした。


速度が少し上がった頃、太陽風磁場が南寄りになりました。
そのため、AE指数で300-500nTの小規模活動が数時間にわたって続いています。

その後、速度が下がるとともに、磁場強度は2nTに弱まりました。
このため、今後のオーロラ活動は一段弱いものになるでしょう。


今日いっぱい、太陽風は穏やかな状態が続くでしょう。
明日以降、再び、高速太陽風が始まる可能性があります。
コロナホールは、地球への影響が始まる目安の位置である、西側半分のところに近づいています。
これからどのような太陽風がやってくるでしょうか。


放射線帯高エネルギー電子は、少し上昇して、3000くらいに達しています。
ここから更に、大きく増加するということはないでしょう。

太陽は無黒点です。
フレア活動も全く静穏です。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

5/25 00:13 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。