宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 5/21 10:00 更新 太陽風の速度が520km/秒に上昇しています。もうしばらく上がりそうです。 担当 篠原 前周期より半日ほど遅れて、高速太陽風が始まりました。 昨夜、20日22時(世界時20日13時)頃から太陽風の速度が上がり始め、 半日ほど経って、現在520km/秒に上がっています。 上がり幅としては、まだそれほどでもありません。 磁場強度は、7nTに強まっています。 現在も強まったままなので、速度はもうしばらく上昇しそうです。 磁気圏では、AE指数で500nT弱の小規模活動が続いています。 磁場強度が強まって、-5nTくらいの南向き磁場が頻繁に見られているためでしょう。 速度が上がって来たので、今後は中規模の活動くらいに高まるのではないでしょうか。 高速風は、これから3日程度続くのではないかと思います。 SOHO衛星の更新が止まっているので、今日もSTEREOのコロナ写真を掲載します。 この衛星から見て、西側(右側)へ過ぎ去りつつあるコロナホールが、 現在の高速風の発生源です。 地球から見ると、2日後くらいにこの状態になると考えて下さい (少しずつ地球との距離が広がっているようです)。 23日頃に、コロナホールから最後の高速風が来ることになりそうです。 そして、次のコロナホールが太陽の中心に近づいています。 ここからの高速風は、5日後くらいになるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、低い状態です。 高速風がもう少し強まって来ると、上昇に対する注意が必要となります。 太陽は、SOHOの写真が更新されていないので、昨日と同じ写真を掲載します。 STEREOのEUVI195の写真から見て、目立った変化はないでしょう。 GOESのX線グラフも静かなままです。 STEREO衛星極紫外線望遠鏡EUVI195による太陽コロナ。21日9時(世界時21日0時)。2日ほど先回りしています。 (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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