宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:42)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/24 --- ---
5/23 --- ---
5/22 --- ---

黒点  5/24 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 533 +1.8
-2 h 487 +2.5
-4 h 480 -1.7
-6 h 489 -1.5
-8 h 472 -1.3
-10 h 504 -1.0
-12 h 488 -1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
5/24 0.5 2x10^3
5/23 0.6 2x10^3
5/22 0.8 5x10^2
5/21 0.6 2x10^2
5/20 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 5/19 09:59 太陽風の速度は遅く(340km/秒)、磁気圏は静穏です。これから高速太陽風がやって来るでしょう。
2008/ 5/20 10:09 太陽風は400km/秒に上がりましたが、高速風はまだです。小さな磁気圏活動が見られています。
2008/ 5/21 10:00 太陽風の速度が520km/秒に上昇しています。もうしばらく上がりそうです。
2008/ 5/22 10:14 550〜600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏もやや活動的です。
2008/ 5/23 10:49 太陽風の速度は500km/秒に下がり、高速風は後半に入っています。太陽の中心に次のコロナホールが来ています。
最新のニュース

2008/ 5/24 12:42 更新
500km/秒の高速太陽風が続いています。南向き磁場の影響で磁気圏がやや活動的でした。

担当 篠原

宇宙天気の話題ではありませんが、
すばる(プレアデス星団)が、SOHO LASCO C3の視野を通り過ぎようとしています。
見ることができるのも、来週の途中まででしょう。

また、画面の左下には、やや明るい星が集まっている部分があります。
ここはヒアデス星団といって、おうし座の頭にあたります。
太陽は、おうし座の肩のあたりを通過しているところです。


太陽風は、500km/秒の高速風が続いています。
450km/秒から500km/秒の間を、上がったり、下がったりしています。
高速風領域としては後半を迎えていますが、
前周期は、500km/秒近い風がもう2日ほど残っていました。
今回もしばらく高めの速度が続くかもしれません。

ACEの図の中央あたりで、半日にわたって太陽風の磁場が南を向いていました(赤線がマイナス)。
強さは-3nTくらいまでで、それほどでもありませんが、
その影響で、AE指数では半日にわたって500nTの中規模の変動が続いています。


太陽では、次のコロナホールが太陽のちょうどまん中に来ています。
すると、3日後の27日くらいが、次の高速風の最高速領域となるのかもしれません。

今日、明日と、太陽風はやや落ち着き、26日くらいから速度が上がる可能性があります。


放射線帯の高エネルギー電子は、昨日からほとんど変化はありません。
高いレベルには上がりませんでした。

太陽は無黒点で、とても穏やかです。
SOHO EIT195では、明るい領域がいくつか見えていますが、どれも黒点は伴っていません。


明日から、学会のため千葉へ出張します。
木曜日まで更新時刻が不定期になると思います。
ご了承ください。



SOHO衛星LASCO C3カメラの視野を、プレアデス星団(すばる)が通り過ぎようとしています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

5/24 02:24 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。