宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 5/14 10:15 更新 太陽風は300km/秒台後半に上がりましたが、低速のままです。LASCO C3に金星とすばるが見えています。 担当 篠原 宇宙天気の話題ではありませんが、 SOHO衛星のLASCO C3カメラの視野に、金星とプレアデス星団(すばる)が見えてきました。 金星については、一昨日に紹介しましたが、 それに続いて、宇宙天気の春の風物詩(?)、すばるの登場です。 すばるは、これから2週間ほどかけてゆっくりと視野を横切って行きます。 一方、金星は、6月9日に太陽と重なる「外合」を迎えるとのことで、 これから2ヶ月近く、視野の中に留まるようです。 さて、太陽風は、300km/秒台の低速状態が続いています。 まだ高速風は始まっていません。 ACEの観測によると、昨夜、13日19時(世界時13日10時)から、 太陽風の様子が少し変わっています。 磁場強度が6nTに強まり、速度が350〜400km/秒に上がりました。 セクターの切れ目だったようで、 磁場の方向を示す水色の線が、上下の端から中央へと飛んでいます。 27日周期の図の、セクターのグラフも見て下さい。 地球は、前周期に高速風だった領域に入っている様ですが、 速度の大きな上昇はまだです。 磁場強度は6nTに上がったままなので、 これから更に速度の上昇が始まるのかもしれません。 あるいは、高速風は来ないのでしょうか? この後のACEの図に注目して下さい。 太陽風が低速のため、磁気圏は穏やかです。 AE指数には目立った変化は見られません。 SOHO EIT195を見ると、太陽の東端から明るく光る活動領域が上がって来ました。 しかし、黒点はありませんでした。 GOESのX線の変化は落ち着いています。 活動度もそれほど高くないようです。 EIT195では、もうひとつ向こう側から明るい領域が上がって来ています。 こちらにも注目して下さい。 SOHO LASCO C3カメラの右に金星が、左にプレアデス星団(すばる)が見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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