宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 5/11 09:25 更新 やや低速の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。 担当 篠原 穏やかな太陽風が続いています。 昨日より、速度は370km/秒とやや低速のまま安定しています。 磁場強度は4nTくらいで、普通の強さです。 太陽風が遅くなっているので、地球の磁気圏も基本的に静穏です。 AE指数は、200-300nTくらいの小さな変化が、あるまとまった時間帯にだけ見られ、 その他は変化が見られず静かです。 ACEのデータと見比べて下さい。 AE指数で小さな活動が見られた時間帯は、 太陽風の磁場が数時間ほど-2nTの南向きになっていました。 速度は遅めで、南向きも小さかったのですが、 スイッチが入った(磁場が南を向いた)ことで、 弱いながらもオーロラ活動につながったということでしょう。 SOHO EIT195では、太陽の南極(下の端)に大きなコロナホールが見えています。 ここから吹き出している太陽風の乱れが、明後日、13日の午後くらいからやってきます。 今、コロナホールが太陽のまん中に広がって見えるので、 高速風が最も強まるのは、3日後の14日頃かもしれません。 前周期は、500km/秒台の風が5日間ほど続きました。 それほど大きな乱れではありませんでした。 放射線帯高エネルギー電子は、少しレベルを下げています。 このままゆっくりと減少して、 明後日の高速風の到来で一気に数を減らすことになりそうです。 太陽は無黒点のままで、たいへん静穏です。 STEREOでちょっと先回りをすると、太陽の東端に明るい所が見えています。 2日すると、SOHOでも見えて来るでしょう。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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