宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/10 --- ---
5/ 9 --- ---
5/ 8 --- ---

黒点  5/10 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 373 -0.4
-2 h 380 -0.1
-4 h 393 +0.6
-6 h 401 +0.1
-8 h 412 +1.2
-10 h 419 +2.2
-12 h 415 +1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -12 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
5/10 0.5 8x10^3
5/ 9 0.5 7x10^3
5/ 8 0.5 9x10^3
5/ 7 0.6 7x10^3
5/ 6 0.6 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 5/ 5 09:38 太陽風の速度が600km/秒に上昇しています。小規模の磁気圏活動が起きています。
2008/ 5/ 6 10:36 600km/秒の高速太陽風が続いています。南半球の黒点群は消えてしまったようです。
2008/ 5/ 7 09:55 太陽風の速度は520km/秒に下がりましたが、高速風は続いています。
2008/ 5/ 8 10:39 500km/秒前後の高速太陽風が続いています。磁気圏は穏やかです。
2008/ 5/ 9 10:15 太陽風の速度は460km/秒に下がり、高速風領域は終わりそうです。
最新のニュース

2008/ 5/10 12:06 更新
太陽風の速度は380km/秒に下がり、穏やかになりました。

担当 篠原

今日の宇宙天気は、太陽から地球までとても穏やかです。

太陽風の速度は引き続き低下して、380km/秒になっています。
高速太陽風は完全に終わり、やや低速の風に変わっています。
磁場強度も2nTに下がり、こちらも穏やかです。

そして、磁気圏もとても静穏です。
AE指数、シベリア磁場データはどちらも完全に平らになっています。


27日周期の図を見ると、前周期と比較して高速風は2日ほど早く終わりました。
ここ4日間ほどの高速太陽風の速度を比べると、
前周期は600km/秒前後、今回は500km/秒前後とだいぶ勢いが違いました。

これから3日ほど、穏やかな太陽風が続きそうです。
次回の乱れは、13日の後半か、14日からやって来そうです。
SOHO EIT195を見てください。
南極付近から大きなコロナホールがせり出しています。
次にやって来る高速風は、この領域から吹き出しているのだと思います。


放射線帯高エネルギー電子は、若干上昇しています。
警戒レベルには達していませんが、高めの状態を保っています。
これからゆっくりと減少して行くでしょう。

太陽は黒点はなく、とても静穏です。
東から黒点が上って来る様子もなく、静かな状態がしばらく続くでしょう。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

5/10 02:48 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。