宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 5/ 6 10:36 更新 600km/秒の高速太陽風が続いています。南半球の黒点群は消えてしまったようです。 担当 篠原 いよいよ大型連休も最後です。 宇宙では、高速の太陽風(ACEの黄色線)が続いています。 昨日、600km/秒に上がった後は、ずっとその速度で安定しています。 ACEの最新値では、もう一息上がって、640km/秒になっています。 一方、太陽風の磁場強度(白線)は、6nTから4nTへとやや弱まっています。 太陽風の速度は上がりきり、高速風領域は中盤を迎えているようです。 太陽風磁場の南北成分(赤線)が、南北両方向に振れるようになっています。 このため、磁気圏の活動は、これまでよりも少し強まっています。 AE指数では、600nTくらいの中規模活動が見られていますし、 シベリア磁場データでは、右端の昨日の変化は少し強まっています。 SOHO EIT195の太陽写真を見ると、 コロナホールの中心は、太陽の西側(右側)の端っこまで移動しましたが、 そこから南極へ向かって長く延びている部分が、写真の下の方に見えています。 前周期は、ここからの影響と思われる高速風が、もう5日ほど続きました。 今回も同様の変化をするのでしょうか。 27日周期の図を見てください。 コロナホールの様子が変わったため、今回の高速風の立ち上がりは、 前周期(4月5-6日)と今周期(5月2-3日)とでだいぶ変わっていました。 高速風の後半はどうなるのか、今週いっぱい注目したいところです。 高速風を受けて、放射線帯の高エネルギー電子は、やや上昇しています。 この後も、じりじりと上がり続ける可能性がありますので、 速度が高い間は注意してください。 太陽では、993黒点群がほとんど見えなくなっています。 太陽は無黒点に戻りそうです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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