宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 5/ 3 11:45 更新 太陽風は速度440km/秒で比較的穏やかです。高速風はこれから来るでしょう。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風は速度が480km/秒へ上昇し、 半日ほど続きましたが、その後、440km/秒へ下がっています。 ニュースの中で、磁場強度や密度の上昇から、速度の上昇を予想しましたが、 たいした速度の変化にはなりませんでした。 現在の磁場強度は5nT。 密度は一旦下がって、また10個/cm^3まで上がっています。 27日周期の図を見て下さい。 前周期では、既に高速風が始まっているタイミングですが(4月4日以降)、 今回は400km/秒台の風が続いているだけです。 コロナホールの分布の変化が、太陽風の様子も変えている様です。 SOHO EIT195の太陽写真を見ると、南半球の大きなコロナホールは、 太陽の西側に移動し、地球へ影響が及び始める目安の位置に達しつつあります。 これから、本格的な高速太陽風がやって来そうです。 引き続き、太陽風の変化に注意して下さい。 磁気圏のオーロラ活動ですが、 AE指数を見ると、600nTほどの中規模活動が2回発生しています。 ACEの太陽風磁場の南北成分を見ると、それぞれ、磁場が南側を向いた時に起こっています。 その他の時間帯は、磁場がずっと北向きだったので、磁気圏への影響は小さくなりました。 この点にも注目しながら、ACEの磁場(赤線)とAE指数の強まりを比べてみると面白いでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、引き続き減少しています。 太陽風が穏やかなので、増加はまだ起こりません。 太陽は黒点がなく、たいへん穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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