宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 4/28 10:28 更新 太陽風の速度は480km/秒と高まったままです。放射線帯も強まった状態が続いています。 担当 篠原 昨日お知らせしたBクラスの小さなフレアに関して、動画を掲載します。 1枚めは、SOHO EIT195が撮影した太陽コロナの変化です。 太陽の中心から少し上に上がった場所で、爆発が起こっています。 爆発の後、コロナの中を爆風が広がって行く様子がよく見えています。 X線の変化としては小さな規模だったのですが、見栄えのするイベントでした。 そして、2枚めの動画は、LASCO C3カメラが撮影したCME(太陽ガスの放出現象)の様子です。 太陽のガスが周囲に飛び散る様子がとらえられています。 今回のCMEは地球に向かって飛び出しているため、 ガスは太陽を囲むように、全方位に向かって飛び出しているように見えます。 これは、CMEが地球方向、もしくは地球と反対方向に発生した時の特徴的な見え方です。 現在の太陽風は、速度480km/秒と、やや高速のまま安定しています。 前周期の様に400km/秒台へ下がることなく、高まったままが続いています。 磁気圏は比較的穏やかなのですが、 速度が高めなので、AE指数で500nTくらいの中規模の活動が発生しています。 この後の太陽風ですが、SOHO EIT195でコロナホールの様子を見ると、 前周期と大きく分布が変わっていることが分かります。 2枚掲載しているうちの、左が現在の太陽、右は27日前の太陽です。 前周期は、太陽の南東(左下)に大きなコロナホールが広がっていたのですが、 現在はそれが細くなり、そのかわり、太陽の中心を横切る様に細長い筋が入っています。 現在の、太陽風速度が高めのままなのは、この変化と関係しているのかもしれません。 この後の太陽風がどのように変化するのか、興味が持たれます。 また、CMEの影響が、明日の夜か明後日くらいにやってくるでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、10,000の警戒レベルを保っています。 もうしばらく注意が必要です。 太陽は無黒点で、静穏です。 SOHO EIT195カメラによる、26日23時(世界時26日14時)のB3.8の小さなフレアの様子。画像は、世界時4月26日12時〜18時。 (c) SOHO (ESA & NASA) B3.8のフレアに続いて発生したCME。SOHO LASCO C3カメラによる。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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