宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2008/ 4/25 10:04 更新 600km/秒の高速太陽風が続いています。オーロラ活動も続いています。 担当 篠原 600km/秒の高速太陽風が続いています。 細かく見ると、一旦550km/秒くらいに下がり、その後再び600km/秒を回復していて、 27日周期の図で見ると、速度のグラフにふたつの山ができています。 磁場強度は弱まっています。 5nTを割って、4nTに下がっています。 この様子では、前周期と同様に高速風はこの辺りで終わって行くのかもしれません。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、 次のコロナホールは、むしろ今くらいから地球へ影響がやってくる位置に見えています。 磁気圏では、活発なオーロラ活動が続いています。 700nT前後の中規模の変動が、数時間おきに発生しています。 アラスカのカメラでは、薄暮の中でオーロラの光が見えていました。 いよいよ北極側の観望シーズンは終わりの様です。 高速風は続いていますが、磁場強度が下がって来たので、 この後の磁気圏活動は、小規模なのものに弱まって行くでしょう。 一方、放射線帯の高エネルギー粒子がどんどん増加しています。 ふたつの衛星で10,000の警戒ラインを超えています。 増加はこの辺りで落ち着くのではないかと思いますが、減少はゆっくりです。 衛星の運用では注意が必要な状態がしばらく続きます。 太陽では992黒点群はとても小さくなっています。 フレア活動も穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|