宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 4/23 10:05 更新 太陽風磁場が強まっています。これから高速風が始まります。992黒点群が出現しています。 担当 篠原 半日ほど遅れていますが、高速の太陽風がやって来つつあります。 昨夜から磁場強度(ACEの白線)が強まり始め、現在7nTに上がっています。 プラズマの密度(橙色線)も1個/cm^3から10個/cm^3に上がりました (現在は下がり始めています)。 それらに遅れて、今朝から速度(黄色線)の変化が、まだ小幅ですが始まりました。 現在の速度は400km/秒です。 通常の速度に戻ったというところですが、この後も上がり続けると予想されます。 前周期を参考にすると、600km/秒台までは上がるのではないでしょうか。 太陽風磁場のセクターの切り替わりも起こっています。 ACEの図の水色の線が、グラフのまん中あたりから、急に上下に散るようになっています。 ここで、太陽風の磁場の向きが大きくひっくり返ったのです。 この反転が起こった頃から、太陽風磁場の強まりも始まっています。 現在、太陽風の磁場強度が強まっていますが、 南北成分が大きく南向きにかたよっています。 最新の部分では、-5nTになっています。 このため、これから磁気圏活動が活発化しそうです。 速度も上昇を続けると、影響はどんどん大きくなります。 アラスカの天気も良い様なので、ライブカメラで観望のチャンスです。 27日周期の図から予想すると、高速風はこれから4日くらい続きそうです。 SOHO EIT195の写真では、南北に伸びたコロナホールがちょうど太陽の中心に来ています。 ここの影響が来るとすると、高速風はもう少し長引くかもしれません。 さて、太陽では992黒点群が出現しています。 太陽の中央やや北寄りの、コロナホールのすぐ上の辺りです。 黒点が2つ横に並んで見えています。 出現緯度は北緯13度とのことで、 少し高めですが、古い第23周期の性質を持った黒点群です。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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