宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 4/26 12:10 更新 太陽風の速度は460km/秒に下がり、高速風は終わりに近づいています。放射線帯が強まっています。 担当 篠原 太陽風の速度(ACEの図の黄色線)はゆっくりと下がって、高速風は終盤に向かっています。 現在の速度は460km/秒で、やや高めの速度です。 昨日はまだ600km/秒ありましたが、もうその勢いはありません。 磁場強度(白線)も3nT前後で落ち着いていて、 高速風領域の後半にいることが分かります。 太陽風磁場の南北成分(赤線)は、比較的南寄りですが、 振幅は-2nT以下と小さく、地球の磁気圏への影響は弱まっています。 AE指数の変化は、大きくても300nTくらいとなっていて、 磁気圏活動はだいたい落ち着いています。 太陽風の速度が下がってしまいましたから、この後は更に静かになるでしょう。 (AE指数とは、オーロラが活動する時に電離層を流れる電流の大きさを表す数値です) この後、太陽風の速度は400km/秒台前半へと下がって行くでしょう。 そして、これから5日ほど、4月30日くらいまで穏やかな風が続きます。 次の太陽風の乱れは、5月1-2日くらいから始まるでしょう。 27日周期の図では、前周期、4月4日に始まった高速風の回帰です。 発生源のコロナホールは、まだ見にくいです。 明日、どんな姿に見えるでしょうか。 放射線帯高エネルギー電子は、GOES11,12の両衛星で10,000をしっかりと超えています。 放射線が強まっていますから、衛星の運用では注意が必要です。 この状態は、次の乱れが来るまで、4月30日までは続きそうです。 太陽は無黒点になっています。 X線の強度は下がり、とても静穏です。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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