宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 4/22 10:24 更新 太陽風の速度は350km/秒に下がっています。これから高速太陽風がやって来るでしょう。 担当 篠原 ACE衛星によると、太陽風の速度が昨夜くらいからすっと下がり、 350km/秒に落ちています。 これまで5日間にわたって高速風が続いていましたが、 次の高速風の直前になって、急に低速風に変わりました。 太陽風磁場の強度もだいぶ弱まっています。現在、2nTくらいで推移しています。 磁気圏も穏やかです。 AEの図は途中で止まっていますが、 シベリア磁場データでは、昨日は平坦になっています。 27日周期で予想すると、これから高速太陽風がやって来ます。 今、太陽風の磁場強度は弱まっていますが、この後、増加に転じ、 それを追いかけるように速度が上昇を始めるでしょう。 始まりに、セクターの切り替わりも見られそうです。 太陽風磁場の大まかな向きが切り替わる変化です。 現在は、「太陽から地球方向(A)」ですが、 これが「地球から太陽(T)」方向にひっくり返るのです。 ACEの図なら水色の線に注目して下さい。 現在180度付近に見られますが、この線が上の端や下の端にくっつくようになります。 次の高速風は、前周期に活発なオーロラ活動が見られました。 アラスカのライブカメラは、暗くなる時間がますます短くなっています。 今シーズン最後のつもりでお楽しみください。 SOHO EIT195の太陽写真を見ると、 北半球側に逆三角形に広がったコロナホールが、太陽の中心に達しています。 この領域の影響は、これから3日くらい後にやって来ると考えられます。 しかし、前周期の太陽風では、このタイミングではむしろ高速風は弱まって行きました。 今回もそうなるのか、この領域からの影響が強まるのか、注目してみたいところです。 この写真では、太陽の東端に明るく光っている領域が見えます。 黒点にはなっていませんが、活動的な領域ができています。 北半球の低緯度にできていて、磁場の分布としては古いほうの23活動周期の性質です。 太陽のフレア活動は全く見られず、静穏です。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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