宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:23)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/21 --- ---
4/20 --- ---
4/19 --- ---

黒点  4/21 (NOAA)
磁場 フレア
0991 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:15 481 +1.6
-2 h 492 +2.4
-4 h 494 +3.1
-6 h 492 +0.3
-8 h 495 -2.0
-10 h 492 -1.9
-12 h 515 +1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -9 -15/ 9
-2 h -9 -15/ 3
-4 h -12 -16/ 7
-6 h -15 -12/ 9
-8 h -13 -4/ 11
-10 h -10 -11/ 2
-12 h -8 -11/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^2
4/21 0.6 7x10^2
4/20 0.6 8x10^2
4/19 0.5 5x10^2
4/18 0.6 6x10^2
4/17 0.6 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 4/16 10:23 太陽風は低速になり、磁気圏はたいへん静かです。放射線帯が大きく減少しています。
2008/ 4/17 10:06 太陽風の速度が上昇し、600km/秒の高速風がやってきました。
2008/ 4/18 10:06 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。
2008/ 4/19 11:43 500km/秒台の高速太陽風が続いています。コロナホールが太陽の中心にさしかかっています。
2008/ 4/20 10:30 500km/秒台の高速太陽風が続いています。高速風は3日半続いています。
最新のニュース

2008/ 4/21 10:23 更新
太陽風の速度はやや下がり、500km/秒を割っています。明日から次の高速風が来そうです。

担当 篠原

ここしばらく、SOHO衛星のLASCO C3カメラで水星の姿がずっと見えていましたが、
やがて東の端に消えて行きそうです。
こちらで動画を見ることができます(この記事の後、数日くらいまでです)。
地上で見ると、水星が明け方の空から、夕方の空へ移動しているところです。

来月には、このカメラで金星やプレアデス星団を見ることができるでしょう。


太陽風は少しずつ速度を下げている様です。
今朝までは500km/秒台を保っていましたが、現在は480km/秒に下がっています。
磁場強度は4nTをやや切るくらいで、南北成分はたいていは北向きになっています。

ACEの図のまん中で、-2nTくらいの弱い南向きが5時間ほど続いた時間帯があります。
そこで400nTくらいの小規模の磁気圏活動が起こっています。
その他は磁気圏はとても静穏でした。

今日1日、太陽風は穏やかに過ぎて、明日くらいから次の乱れがやって来るでしょう。
27日前の前周期は、高速風は4日半ほど続き、最高速度は700km/秒くらいでした。


太陽では、昨日とても小さな991黒点群が出現していました。
昨日の記事を書いていた時点で、見落としていたようです。
SOHOの写真では、半日ほどしか見えていませんでした。
現在は消えている様で、掲載の写真には番号だけが残っています。



SOHO LASCO C3カメラの視野を水星が通過中です。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

4/21 00:48 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。