宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:30)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/20 --- ---
4/19 --- ---
4/18 --- ---

黒点  4/20 (NOAA)
磁場 フレア
0991 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 536 +1.6
-2 h 546 +0.0
-4 h 537 +0.2
-6 h 501 -1.3
-8 h 512 +2.8
-10 h 503 +2.0
-12 h 516 +2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -12 -10/ 4
-2 h -12 -13/ 7
-4 h -10 -18/ 7
-6 h -8 -13/ 6
-8 h -8 -14/ 10
-10 h -6 -11/ 4
-12 h -8 -13/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^2
4/20 0.6 8x10^2
4/19 0.5 5x10^2
4/18 0.6 6x10^2
4/17 0.6 1x10^3
4/16 0.5 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 4/15 15:06 太陽風の速度は400km/秒に下がり、穏やかな太陽風になりました。磁気圏もたいへん静かです。
2008/ 4/16 10:23 太陽風は低速になり、磁気圏はたいへん静かです。放射線帯が大きく減少しています。
2008/ 4/17 10:06 太陽風の速度が上昇し、600km/秒の高速風がやってきました。
2008/ 4/18 10:06 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。
2008/ 4/19 11:43 500km/秒台の高速太陽風が続いています。コロナホールが太陽の中心にさしかかっています。
最新のニュース

2008/ 4/20 10:30 更新
500km/秒台の高速太陽風が続いています。高速風は3日半続いています。

担当 篠原

520km/秒前後の高速状態で太陽風は安定しています。
16日に速度が上がってから、高速風は3日半続いています。
1週間の幅で太陽風をを見ると、1日毎に速度が下がりかけて、また上がってと、
波打つ様な変化をしています。
この状態はどこまで続くでしょうか。

磁気圏の活動は、概ね静穏です。
太陽風磁場は引き続き北寄りの傾向を示しています。
このため、速度は上がっていますが、地球への影響は小さいのです。
シベリアの磁場データも、3日間にわたって、ほとんど平坦になっています。


27日周期の図で前周期のセクターのグラフを見ると、
そろそろセクターの切り替わりがやってきそうです。
その頃に太陽風の様子に何か変化が見られるでしょうか。
現在の高速風の行方とともに、注目しています。

そして、22日くらいから次の高速風がやってきます。
SOHO EIT195では、太陽の中心に小さなコロナホールと、
東側に大きく広がったコロナホールが見えています。


太陽は無黒点のままです。
SOHO TIT195の写真では、太陽の東側に明るい領域がいくつか見えています。
太陽のこちら側に回って来ている2つの領域は、
前周期に987、988黒点群として見えていたものです。
既に、黒点はなくなっています。
一方、太陽の向こう側に明るく見えている領域は、
前周期に989黒点群があったところです。
やがてこちら側に回って来たとき、この領域はどうなっているでしょうか。



ACE衛星による1週間の太陽風データ。後半の3日半ほど、高速太陽風が続いている。
(c) NOAA/SWPC


SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

4/20 00:24 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。