宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 4/18 10:06 更新 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。 担当 篠原 500km/秒台の高速太陽風が続いています。 昨日の600km/秒が最高だった様で、 その後はゆっくりと下がって500km/秒近くになっています。 しかし、ACEの最新データを見ると、また少し速度が上がったりしており、 そう簡単には下がって行かないのかもしれません。 磁場強度は4nT前後で、普通の状態です。 磁場の南北成分は、0nT付近か、北向きの時間が長くなっています。 そのため、磁気圏は高速風の影響をそれほど受けていません。 AE指数では、500nTにやっと届くくらいの小規模の活動が2つ見えているだけです。 太陽風磁場の傾向がこのままであれば、 磁気圏の状態もこのくらいで安定しているでしょう。 SOHO EIT195の太陽写真(小さい方の写真です)では、 太陽の中心やや東側に、淡いコロナホールが横に細長く見えています。 そして、そこから更に東の端に近づくと、 縦に長く伸びたコロナホールがあるようです。 27日周期の図によると、4日後の22日くらいから次の高速風がやってきます。 それは、これらの領域からの影響です。 STEREO衛星を使って、コロナホールを先回りして見てみましょう。 今日1枚めに掲載している写真は、STEREO Behindによる太陽コロナ写真です。 地球よりも、1日半ほど先回りして太陽を見ています。 横に伸びたコロナホールは既に太陽の中心にあり、 縦に長いコロナホールは、東の中間に来ています。 こちらはかなり大きくて、濃く見えています。 SOHOの前周期の写真と比較すると、2つのコロナホールの中間部が弱くなり、 左側のコロナホールは縦方向に成長している様に見えます。 そうすると、高速風は到来のタイミングが少し遅れたり、 後半に強まったりするかもしれません。 明日以降のSOHOの写真で、コロナホールはどのように見えるでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、低いレベルに留まっています。 今回程度の磁気圏の乱れだと、大きく増加することはないでしょう。 太陽は無黒点で、たいへん穏やかです。 STEREO衛星極紫外線望遠鏡EUVI195による太陽コロナ。18日9時半(世界時18日0時半)。1日半ほど先回りしています。 (c) NASA SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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