宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 4/15 15:06 更新 太陽風の速度は400km/秒に下がり、穏やかな太陽風になりました。磁気圏もたいへん静かです。 担当 篠原 SOHO衛星のLASCO C3カメラの水星が、どんどん太陽に近づいています。 間もなく遮蔽物の影に入って、太陽の向こう側を通過するでしょう。 太陽風の速度は、昨日のニュースの後どんどん下がり続け、 今朝には400km/秒になりました。 高速風は終わり、通常の速度の太陽風に変わっています。 27日周期の図を見てください。 急というほとではありませんが、 この24時間ほどで太陽風の速度が一気に下がったのがわかります。 磁場強度も2nTに弱まり、太陽風はすっかり穏やかになりました。。 こうなると、太陽風はこのまま1週間程度静穏な状態が続きそうです。 次の大きな変化は、4月22日頃にやって来そうです。 太陽風の速度が下がったことと、磁場強度が弱まったこと、 さらに、南北成分が0nTからやや北寄りでずっと推移していたため、 磁気圏のオーロラ活動はたいへん静かでした。 AE指数は全く変化がなく、 シベリア磁場データを見ても、昨日の1日分(右側の3分の1)は、完全に平らになっています。 太陽風が穏やかになったことで、磁気圏もこれからしばらく静かな日が続くでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、10,000を割っています。 こちらはゆっくりと減少します。 やや高めの状態はもう2〜3日続くかもしれません。 太陽では、昨日見えていた黒点に990群という番号が付けられました。 しかし、今日掲載の写真では、もうほとんど見えなくなっています。 磁場の分布は残っていますが、黒点としての活動は小さなもので終わりそうです。 今日は更新時刻が遅くなり、申し訳ありませんでした。 SOHO衛星LASCO C3に見えていた水星が、だいぶ太陽に近づきました。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラの映像。15日11時半(世界時15日2時半) (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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