宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:27)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/12 --- ---
4/11 --- ---
4/10 --- ---

黒点  4/12 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:19 560 +1.5
-2 h 563 +1.2
-4 h 531 +3.3
-6 h 524 +2.2
-8 h 521 +2.2
-10 h 530 +0.1
-12 h 541 -0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:52 -8 -24/ 4
-2 h -5 -21/ 2
-4 h -7 -20/ 3
-6 h -8 -16/ 9
-8 h -10 -17/ 8
-10 h -10 -26/ 11
-12 h -11 -34/ 9

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^4
4/12 0.5 2x10^4
4/11 0.5 3x10^4
4/10 0.6 2x10^4
4/ 9 0.5 2x10^4
4/ 8 0.7 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 4/ 7 13:03 高速太陽風は、700km/秒から600km/秒へゆっくりと下がっています。高速風はまだ続きます。
2008/ 4/ 8 10:42 650km/秒とかなり速度の高い太陽風が続いています。南半球に、新しい周期の小さな磁場領域が見えています。
2008/ 4/ 9 10:13 太陽風の速度が、700km/秒台に上がりました。強い風が続いています。
2008/ 4/10 10:38 600km/秒台後半の速い太陽風が続いています。オーロラ活動も続いています。
2008/ 4/11 10:37 太陽風の速度はゆっくり下がって、550km/秒になりました。放射線帯が少し強まっています。
最新のニュース

2008/ 4/12 10:27 更新
550km/秒前後の高速太陽風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。

担当 篠原

高速太陽風は、速度を下げずにがんばっています。
昨日のニュース以降も、540km/秒あたりの速度を保ち続け、
今朝は、また560km/秒へやや上がっています。
4nTを割りつつあった磁場強度も、5nTを回復しています。

大きく盛り上がることはありませんが、
前周期同様、500km/秒台の太陽風がしばらく続くのかもしれません。
引き続き注目しています。


磁気圏のオーロラ活動は、500nTくらいの比較的小規模の活動がひとつと、
その後に200nTの弱い活動がひとつ見えている程度です。
速度が下がって来ていることもありますが、
昨日は、太陽風磁場が比較的北寄りになっていたためでしょう。
南寄りに変われば、より連続的にオーロラが起こる様になります。

SOHO EIT195の太陽写真では、目立ったコロナホールはありませんので、
今後の太陽風が大きく乱れることはないでしょう。
しかし、速度が通常レベルまで下がるのかどうかは、まだよく分かりません。
磁気圏活動も、現状程度だと思います。


放射線帯高エネルギー電子も高い状態が続いています。
衛星の運用では引き続き注意が必要でしょう。

太陽はたいへん穏やかです。
黒点は今日も見られません。



SOHO衛星のEIT195カメラの映像。12日10時(世界時12日1時)
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。