宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 4/10 10:38 更新 600km/秒台後半の速い太陽風が続いています。オーロラ活動も続いています。 担当 篠原 今日は画像を4枚掲載しています。 1枚めは、このところすっかりお馴染みになってしまった、SOHO EIT195の最新写真です。 高速風をもたらしたコロナホールが、太陽の西端に消え去りつつあります。 しかし、ACE衛星の観測によると、太陽風は現在もかなり高速で、 昨日からも650〜700km/秒の間で安定したままです(現在は650km/秒)。 コロナホールが去りつつあるわりには、強い風が残っています。 昨日も書きましたが、この後、どこまで高速風が続くのか注目しています。 そして、高速風が続いている影響で、オーロラ活動も活発に続いています。 昨夜も、700nTくらいの中規模活動が2回発生し、その前後には小規模の活動が起きています。 その中から、9日19時(現地9日2時、世界時9日10時)頃のオーロラの写真を2枚紹介します。 AE指数の図で見ると、グラフが急に動いて、500nTに達する変化が見られます。 時間の短い活動だったので、動画にするほどの写真は得られませんでした。 そのかわり、大きめの写真で紹介します。 アラスカも夜がどんどん短くなっていて、オーロラ観望の季節が終わりに近づいています。 4枚めの写真は、SOHOのLASCO C3カメラです。 写真の右端に明るく光る星が見えています。 これは、太陽の向こう側を通過しようとしている水星です。 これからしばらく、LASCO C3のカメラで水星の通過が見られます。 ときどき、最新写真や動画をチェックしてください。 放射線帯高エネルギー電子は、警戒レベルを保っています。 衛星の運用では注意が必要です。 太陽はたいへん静穏です。 黒点はなく、SOHO EIT195の写真でも明るい活動的な領域は全くありません。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像。10日10時(世界時10日1時) (c) SOHO (ESA & NASA) アラスカのオーロラライブカメラによる、9日19時(現地9日2時、世界時9日10時)のオーロラ。 (c) NICT/SALMON アラスカのオーロラライブカメラによる、9日19時(現地9日2時、世界時9日10時)のオーロラ。その2。 (c) NICT/SALMON SOHO LASCO C3カメラ右端に、水星が見えて来ました。ゆっくりと左へ向かっています。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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