宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 4/11 10:37 更新 太陽風の速度はゆっくり下がって、550km/秒になりました。放射線帯が少し強まっています。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 今回の高速風は4月5日に始まりましたので、6日経ったところです。 昨日、650km/秒だった速度は、ゆっくりと下がり、 今朝、11日7時(世界時10日22時)に600km/秒を割りました。 そこから下がるペースが早まって、3時間ほどで550km/秒に下がったところです。 太陽風の磁場強度は、4nTから3nTへ弱まりつつあるようです。 ここから速度は下がって行くのでしょうか。 27日周期の図で前周期の変化を見ると、 高速風はここからさらに6日間にわたって(3月21日にかけて)、500km/秒台を保ちました。 今周期も、太陽風の速度は下がりきらずに高速を保つのでしょうか。 SOHO EIT195の太陽写真は昨夜のものですが、大きなコロナホールは西に去っています。 現在は、南極に大きなコロナホールと、 太陽の中心やや北寄り(上側)に、とても淡いコロナホールらしい暗い領域が見えています。 磁気圏のオーロラ活動は少しずつ弱まっています。 AE指数は、300nTくらいの小規模変動が主です。 速度が500km/秒台に入っていますので、今後もこの程度の規模の活動となりそうです。 シベリア磁場データを見ると、1日ごとに変化が小さくなった様子がよく分かります。 放射線帯の高エネルギー電子は、少し強まって、 10,000の警戒レベルをしっかりと超えるようになりました。 太陽風が落ち着いてきているので、放射線帯の警戒状態はしばらく続きます。 太陽は無黒点のままで、フレア活動は全く見られません。 STEREOで先回りしても、明るい領域は見られず、無黒点は続きそうです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像。10日20時半(世界時10日11時半) (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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