宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 4/ 7 13:03 更新 高速太陽風は、700km/秒から600km/秒へゆっくりと下がっています。高速風はまだ続きます。 担当 篠原 6日に規模の小さいCME(太陽ガスの放出現象)が発生していました。 SOHOのLASCO C3カメラでは、6日2時(世界時5日17時)頃から太陽の西側に見え始めています。 4枚の連続写真を掲載します。 活動領域が太陽の向こう側に回り込んで起こしたCMEの様です。 太陽から横向きに飛び出しているので、地球への影響はありません。 太陽風は、600km/秒台の高速状態が続いています。 昨日のお昼、6日13時(世界時6日4時)頃に700km/秒に達し、 その後はゆっくりと低下が続いています。 現在はちょうど600km/秒に下がった所です。 高速風は、前周期ほどの勢いはなくなっている様です。 今日のSOHO EIT195の写真は、大きな写真を掲載していますが、 小さな写真が更新されていなかったためで、特に理由がある訳ではありません。 大きなコロナホールは、ゆっくりと太陽の西側へ動いています。 最後の部分が中心に達したくらいで、高速風の影響はまだ5日程度は続くでしょう。 磁気圏では、小規模のオーロラ活動が続いています。 AE指数で500nT前後の変動が終日見られています。 高速風はまだ続くと思われますので、磁気圏もしばらく活動的な状態が続くでしょう。 太陽風の磁場強度は、現在5nTくらいあります。 このレベルを保っている間は、磁気圏への影響も続きます。 磁場強度が下がって来ると、磁気圏への影響は弱まりますし、 高速風自体も終わりが近づいていると見ることができます。 放射線帯の高エネルギー電子は、増加を始めていますが大きな変化ではありません。 今回は、警戒レベルまで上がるかどうか、微妙だと思います。 引き続き注意して下さい。 太陽は無黒点で、たいへん穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像。7日12時(世界時7日3時) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のLASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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