宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 4/ 1 10:02 更新 穏やかな太陽風で(380km/秒)、磁気圏も概ね静穏です。放射線帯は強まったままです。 担当 篠原 太陽風の速度は順調に下がり続け、昨夜のうちに380km/秒と普通の速度に戻りました。 そこまで下がった所で、安定状態に入っています。 磁場強度は4nTで落ち着いています。 南北成分は、-2nTと弱いながら南向きがずっと続いています。 しかし、速度がすっかり下がってしまったので、磁気圏への影響は小さくなっています。 AE指数では、300nTくらいの小さな変化がちらちらと見えている程度です。 昨日の図と見比べても、活動が一段弱まった印象があります。 その傾向は、シベリアの磁場変化を見てもよく分かります。 この図の磁場変化の大きさから、 シベリアでどの程度のオーロラ活動が発生していたかを知ることができます。 3日前(左側)、2日前(まん中)、昨日(右側)と、変化の幅が順に小さくなっています。 オーロラの活動が次第に小さくなったことを表しています。 さて、今日はSOHOのEIT 195の写真を掲載しています。 コロナホール(周囲よりも暗く見えている領域)が、 太陽の東側(左側)から中央部へ広がって来ています。 昨日のSTEREOの写真と見比べて下さい。 コロナホールの位置は、むしろ東側に戻ったように見えます。 地球から見る太陽と、STEREO Behindから見る太陽とでは、1日半程度のずれがあります。 2枚の写真を見比べると、その差がよく分かります。 このコロナホールからの高速太陽風は、4日後の4月5日くらいからやって来るでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、強まった状態が続いています。 衛星の運用では注意が必要な状態が続いています。 太陽を見ると、989黒点群はほとんど見つけられなくなっています。 987, 988黒点群も次第に小さくなっていて、にぎやかだった太陽がまた寂しくなりそうです。 フレア活動も、Bクラスの小さな変化が見られるだけで、目立った活動は起きていません。 静かな太陽が続いています。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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