宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 3/28 09:15 更新 太陽風は600km/秒を超えました。活発なオーロラ活動も続いています。放射線帯の増加が始まっています。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 速度はいくらか上昇して、600〜650km/秒で推移しています。 磁場強度も5nTをやや超えるくらいを保っています。 この様子から、高速風はまだ前半部にあると思われます。 太陽風磁場の南北成分(赤線)は、 ほとんどの時間で南側に向き、0〜-5nTの幅で変化しています。 速度が高いことと重なって、磁気圏にエネルギーが供給され続け、 活発なオーロラ活動を作っています。 AE指数は、昨日も500〜1200nTの中規模活動がほぼ一日中発生しました。 アラスカのライブカメラでも、きれいなオーロラをずっと見ることができました。 沖縄の磁場データを見て下さい。 静穏レベルの青線から-50nTほど下がっています。 これは、地球の赤道に沿って、宇宙空間に環状の電流が発達したことによるものです。 規模は小さいですが、磁気嵐になっています。 このグラフは、線が下がるほど強い変化です。 高速太陽風は、まだ勢いを強める可能性があります。 27日周期で見ると、前周期は今日くらいまで速度が上がり続けました。 コロナホールも、今日明日くらいに最も影響を及ぼしそうな場所にあります。 引き続き、強い太陽風と活発な磁気圏活動が見られそうです。 高速風がやって来て、放射線帯高エネルギー電子が増加を始めています。 青線のGOES 11は、警戒レベルの10,000に達しました。 赤線のGOES 12はまだですが、今後、10,000へと上がって行くでしょう。 高速風が続いているので、放射線はもう一段上昇すると思われます。 衛星の運用などでは注意が必要です。 太陽では、3つの黒点群が見えていますが、フレア活動は落ち着いています。 昨日は、Bクラスの小さなフレアが一度あっただけで、その他に目立った変化は見られません。 X線の強度は次第に下がり、STEREOで動画を見てもおとなしくなった印象です。 大きな活動を起こす可能性は低くなっています。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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