宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 3/25 10:20 更新 黒点群が2つに増えています。太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。 担当 篠原 太陽の東側に黒点群が2つ見えています。 右側は、既に昨日見えていた987黒点群。 左側は、新しく出現した988黒点群です。 可視光、磁場、極紫外線と、SOHOの写真を3枚並べました。 2つの黒点群は赤道近くの南半球側にあります。 磁場の分布はどちらも [白 黒]です(白=N、黒=S)。 これらは、23活動周期(古い周期)の性質を持った黒点群です。 3枚めのSOHO EIT195の写真とも見比べて下さい。 黒点群のあるところは、極紫外線では白く明るく光っています。 2つの明るい領域のさらに向こう、太陽のまだ見えていないところに もうひとつ明るい領域があります。 ここの根元にも黒点群ができていそうです。 これが上がって来ると、黒点群が3つ並ぶかもしれません。 太陽が少しにぎわって来たのでしょうか。 GOESのX線のグラフも上昇しています。 今後、Cクラスの小規模フレアが発生する可能性があるそうです。 さて、太陽風は少し速度を下げ、420km/秒になっています。 小さな速度の盛り上がりも終わったというところです。 という間もなく、すぐに次の高速風がやって来そうです。 27日周期の図によると、今夜遅くか、明日に入ったころから 太陽風の磁場、速度に変化が始まりそうです。 前周期、2月27日のまん中あたりに見られる変化です。 (この図は世界時なので、日本時間では、2月27日から28日の時刻になります) SOHO EIT195の太陽写真では、太陽の中心に大きなコロナホールが来ています。 ここが今度のコロナホールの本体と言えそうです。 すると、高速風が本格的に強まるのは3日後の28日からとなりそうです。 この点は、27日周期の図とも一致します(前周期は3月1日が最大)。 ただ、全周期の高速風は5日間程度でしたが、今度はどうなるでしょうか。 コロナホールは、前周期よりも一回り大きくなっている感じがします。 太陽風の乱れが始まると、オーロラなどの磁気圏活動も強まりそうです。 ライブカメラにもぜひ注目して下さい。 昨日は、オーロラ活動はほとんど発生していません。 SOHO MDIカメラによる、25日7時(世界時24日22時)の太陽。東側に2つの黒点群が見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO MDIカメラによる、25日7時(世界時24日22時)の太陽磁場。黒点の場所に、磁場の強まりができています。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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