宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 3/22 11:55 更新 太陽風の速度はゆっくりと下がっています。4日ほど静かな日が続きそうです。 担当 篠原 太陽風の速度はゆっくりと下がり、440km/秒になっています。 ずっと高かった速度が、やっと落ち着いた印象です。 今回、太陽風の速度が500km/秒を超えたのは、3月9日でした。 それから延々、13日間にわたって高速風が続いていたことになります。 今も完全に下がりきったわけではありませんが、 そろそろ一段落着きそうに思います。 磁気圏では、小規模のオーロラ活動が3回ほど発生しています。 まだ、速度は高めでしたので、この程度の活動は発生しそうです。 この後ですが、4日間くらい穏やかな日が続きそうです。 そして、次の高速風が帰って来ます。 27日周期の図で、2月28日から始まっている高速太陽風の回帰です。 その発生源となるコロナホールが、次第に姿を現しています。 SOHO EIT195の太陽写真を見ると、 太陽の中心やや北に小さなコロナホールの影が見えています。 ここが高速風領域の先頭です。 間もなく太陽の中心に達しますから、高速風が4日後から始まるというのは、 この写真からも妥当なように思われます。 そして、太陽の東端(左端)にかけて、コロナホールの広い部分が伸びています。 高速太陽風の本体は、この部分からやってきます。 明日、明後日と、さらによく見えるようになるでしょう。 この高速風は前周期も活発なオーロラ活動を起こしました。 北半球の夜はどんどん短くなっています。 こちら側ではそろそろ見納めかもしれません。 太陽は無黒点で、とても静かです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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