宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2008/ 3/21 09:33 更新 500km/秒台後半の高速太陽風になりました。磁気圏は比較的静穏です。 担当 篠原 SpaceWeather.comで紹介されていたのですが、 NASAが、今後の太陽周期の活動予想の最新版を発表しています。 この予想では、次の活動周期は、前回よりもやや高めになるのではないかと考えられています。 ただし、太陽活動の予想はいろいろと発表されていて、 もっと低くなるのではないかという予想もあります。 実際にどうなるかは、まだよく分からない様です。 この図によると、黒点が本格的に増え始めるのは、今年の後半からになりそうです。 もう数ヶ月、現在のとても静かな状況が続きそうです。 太陽風は、昨日のニュースの後、580km/秒まで速度が上がりました。 半日ほど続いて、その後は一段下がり、520km/秒で安定しています。 この辺りに、高速太陽風の領域ができている様です。 オーロラ活動は、800nTの中規模の活動が一回だけ起こっています。 その他は静穏です。 速度は上がったものの、太陽風の磁場が比較的北寄りに推移していたためだと思われます。 ただ、速度は高まっているので、ある程度南を向いた時に、 中規模の活動につながった様です。 この高速状態はどこまで続くのでしょうか。 SOHO EIT195では、南極側に大きくコロナホールが見えるだけで、 現在の風がここからの影響だとすると、もうしばらく続きそうにも思われます。 なかなか興味深いところです。 一方、東の端からは、次のコロナホールがやって来つつあります。 SOHOの写真では、まだ、先頭がちらっと見えている程度ですが、 少し先回りしているSTEREOでは、コロナホールの本体がしっかりと見えています。 放射線帯高エネルギー電子は、ゆっくりと下がっています。 太陽は無黒点です。 NASAによる、次の太陽周期の予想。2008年3月版。 (c) NASA SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|