宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 3/24 10:13 更新 太陽風の速度が高まり、500km/秒に上がりました。黒点群が出現しています。 担当 篠原 また太陽風の速度が盛り上がって、一時的に500km/秒に達しました。 半日ほど続いて下がりましたが、現在も460km/秒とやや高めの速度を保っています。 今周期の太陽風はなかなか落ち着きません。 速度が上昇している時間帯に、オーロラの活動が少し強まりました。 AE指数で500nTくらいの規模で、それほど大きくはありませんが、 半日ほどの間に、連続的に発生しています。 アラスカのライブカメラでも、その姿がちらちらと見えました。 曇りがちだったことと、月が明るかったのであまりいい写真がないのですが、 その中の一枚を掲載します。 雲がなければ、もっときれいだったでしょう。 なんだか、落ち着かないまま、次の本格的な高速風領域を迎えようとしています。 SOHO EIT195では、コロナホールの大きな姿がはっきりと見えて来ました。 太陽の東側(左側)半分に、暗く見えている部分です。 このコロナの穴は、太陽の磁場が、外側へ向かって大きく広がっている場所にできています。 そして、磁場に沿って、高温のコロナが太陽の外側へ向かって勢い良く吹き出します。 ガスが飛び出して少なくなるため、この写真では周囲よりも暗く見えるのです。 一方、地球から見ると、ここは高速の太陽風の吹き出し口です。 コロナホールが太陽の中心に達すると、 吹き出した太陽風が約3日かかって地球にやって来ます。 明日、25日遅くか、明後日、26日くらいから、影響が始まると予想されます。 その後、5日間くらい高速風が続きそうです。 オーロラ活動も期待できます。 太陽では、987黒点群が出現しました。 東側の端近くです。 昨日は見えていませんでしたので、この24時間で発生した黒点群です。 赤道に近く、第23期の磁場分布を持った黒点群です。 また、SOHO EIT195を見ると、太陽の東側から明るい領域が上がって来ています。 この影響もあるのでしょう、GOESのX線のグラフがやや上昇しています。 少し大きな黒点群があるのかもしれません。 アラスカのオーロラライブカメラで撮影された、23日18時(現地23日0時、世界時23日9時)のオーロラ。 (c) NICT/SALMON SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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