宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 3/17 10:18 更新 高速風領域の速度が下がり始めました(550km/秒)。放射線帯は強まったままです。 担当 篠原 太陽風の速度が、ゆっくりと下がり始めています。 昨日の1日で、600km/秒から、550km/秒に落ちています。 普通の高速風になったというところでしょうか。 磁場の強度も、4nTから2nT近くに下がっています。 磁場強度が弱まったということで、高速太陽風の領域は終わりに近づいている様です。 3月9日以来、8日間にわたって、地球は速度の高い太陽風の中を通っていますが、 もう2〜3日くらいで、そこから抜け出すことになりそうです。 昨日のオーロラ活動は、だいぶ穏やかでした。 AE指数では、200nTくらいの小さな変化しか見えていません。 これは、速度、磁場強度が下がって来たことと、 磁場の南北成分(ACEの赤線)があまり南(マイナス)を向かなかったことの ふたつが原因でしょう。 シベリア磁場データで3日間の変化を見ると、 日を追うごとに変化の幅が小さくなっています。 オーロラの規模が次第に弱まっていることを示しています。 高速風が弱まって来ていますから、今後は、目立ったオーロラ活動は起こりにくくなります。 高速風が終わると、その後は1週間くらい静穏な日が続くでしょう。 27日周期の図で、2月21〜26日が1周期前の変化に当たります。 放射線帯高エネルギー電子は、高いレベルを保っています。 太陽風が静かになると、放射線帯の減少はとてもゆっくりになります。 今後も数日間にわたって、警戒状態が続くでしょう。 太陽では、986黒点群がとても小さな姿を見せています。 太陽の西の端(右端)近くです。 いつもの写真ではちょっと見にくいので、 1枚めにもう少し見やすい写真を掲載します(同じSOHOの写真ですが)。 どこにあるか分かりますか? SOHO MDIカメラによる、17日6時(世界時16日21時)の太陽。西の端に小さな黒点が見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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