宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 3/16 09:56 更新 600km/秒の高速太陽風が続いています。太陽の南半球側に、新しい周期の磁場分布が見えています。 担当 篠原 600km/秒前後の高い速度の太陽風が続いています。 ACEの図の最後のところで、580km/秒に下がりつつある様に見えますが、 依然、安定した高速風です。 SOHO EIT195では、コロナホールらしい領域は南極方面にしか見られないのですが、 現在の高速風は、緯度の高いこの領域からの影響なのでしょうか。 27日周期通りに進むとすると、もう3〜4日くらい高速風が続く可能性があります。 活発なオーロラ活動も続いています。 AE指数では、1000nTに達する大きな中規模活動がひとつ、図のまん中に見えています。 図の後半は、すっかり静かになっていますが、 これは、太陽風磁場が北寄りになったためです。 ACEの図で言うと、赤線がプラス側に偏っているためです。 (ACEの図の前半は、これがマイナス側にあり、このため大きなオーロラが起きました) もうしばらく高速風が続くとすると、 今後も太陽風磁場の南向きによって、活発なオーロラが見られるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、警戒レベルを保っています。 オーロラ活動の影響か、昨日よりは下がっています。 明日はどうなるでしょうか。 太陽は無黒点で静穏です。 SOHO EIT195の東端(左端)を見ると、 赤道近くと、南半球の中緯度側に小さく明るい領域が見えます。 可視光写真を見ると、黒点にはなっていない様です。 この南側の明るいところの磁場が、微かですが[ 黒 白 ]と並んでいます。 これは、新しい活動周期の磁場分布です。 南半球側では、初登場ではないでしょうか。 SOHOによる、太陽面の磁場分布。南東(左下)に、かすかに[黒白]と並んだ領域が見えます。第24期の順番です。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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