宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 3/12 10:06 更新 700km/秒近い高速太陽風が続いています。オーロラも活発です。放射線帯が強まっています。 担当 篠原 かなり速度の高い太陽風が続いています。 700〜650km/秒のなかで、ほぼ安定した高速状態を保っています。 磁場強度も4nTでほとんど一定です。 地球は高速風領域のまん中を走っている様です。 磁場の南北成分は、北寄りになったり、南寄りになったり、 時間帯によって方向にかたよりが見られています。 南側に寄ったところで、活発なオーロラ活動が発生しています。 AE指数では、700nTのひと山と、1000nTに達する大きな山と、 ふたつの時間帯で大きな変化が記録されています。 シベリア磁場データも、昨日はぎざぎざと激しい変化で揺れています。 アラスカのライブカメラでは、ずっとオーロラの光を見ることができました。 その中の、一番きれいだった写真を掲載します。 SOHO EIT195の太陽写真を見ると、 コロナホールは、次第に太陽の西側へ向かっています。 高速風の影響も、これから後半へと向かいます。 27日周期の図では、まだ4日くらい続きそうですが、 コロナホールは高緯度側へ伸びていて、地球への影響は弱まる傾向です。 前周期と同じ期間高速風が続くのか、早めに終わってしまうのか、 そのあたりに注目しています。 今日、明日くらいは、オーロラ活動も十分期待できるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、もうすこし上がって、警戒レベルに達しています。 衛星の運用などでは注意が必要な状態になっています。 太陽では、昨日西の端に見えていた985黒点群が、ある程度活動的になったようで、 X線のグラフに小さな変化が記録されています。 985黒点群は、もう太陽の向こう側に没してしまって見えません。 太陽は無黒点になっています。 アラスカのオーロラライブカメラで撮影された、11日18時(現地11日0時、世界時11日9時)のオーロラ。 (c) NICT/SALMON SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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